胡蝶蘭は、その美しさからギフトとしても大変人気のあるお花ですが、「育てるのは難しいのかな?」「すぐに枯れてしまうのでは?」と心配される方もいるかもしれません。
しかし、実は適切な育て方をすれば、胡蝶蘭はとても長生きする植物なのです。ここでは、胡蝶蘭の株の寿命を最大限に延ばし、毎年美しい花を咲かせるための秘訣を徹底解説します。

胡蝶蘭を長生きさせる秘訣
1.胡蝶蘭の株の寿命はどれくらい?
胡蝶蘭の株の寿命は、原産地の環境や品種、育て方によって大きく左右されますが、一般的には10年以上、中には50年以上も生きる株もあると言われています。
ただし、これはあくまで株自体の寿命であり、花や葉は一定のサイクルで入れ替わります。
- 花の寿命: 通常1~3ヶ月程度。品種や環境によってはそれ以上長く咲き続けることもあります。
- 葉の寿命: 1~3年程度で、新しい葉が生えてくるにつれて古い葉は自然に落ちます。
つまり、適切な管理をすることで、株は長年に渡って生き続け、毎年美しい花を咲かせてくれるのです。

2.胡蝶蘭を長生きさせるための5つの秘訣
胡蝶蘭を長生きさせるためには、以下の5つのポイントが重要になります。
- 置き場所:
- 直射日光を避け、明るい日陰に置く
- 風通しの良い場所を選ぶ
- エアコンの風が直接当たらない場所に置く
- 水やり:
- 植え込み材の表面が乾いたら、たっぷりと水を与える
- 受け皿に溜まった水は必ず捨てる
- 季節によって水やりの頻度を調整する(春~夏は週に1~2回、秋~冬は月に1~2回程度)
- 温度:
- 生育に適した温度は15~25℃程度
- 急な温度変化を避ける
- 冬は10℃以上を保つ
- 湿度:
- 50~70%程度の湿度を好む
- 乾燥する時期は、霧吹きや加湿器で湿度を保つ
- 植え替え:
- 2~3年に一度、植え替えを行う
- 水はけの良い新しい植え込み材を使用する
- 適期は春か秋

3.長生きさせるためのQ&A
Q. 花が終わった後はどうすればいいの?
A. 花が終わった花茎は、株の体力を消耗させないために切り落とします。その後は、葉や根の生育を促すために、適切な水やりや温度管理を続けましょう。
Q. 葉が黄色くなってきたけど、どうすればいい?
A. 下の方の葉が黄色くなるのは、自然な現象であることが多いです。触ると簡単に取れるようであれば、取り除いてください。ただし、全体的に葉が黄色くなってきた場合は、根腐れや病気の可能性があります。
Q. 根が鉢から飛び出しているけど、切ってもいいの?
A. 胡蝶蘭の根は、鉢の外に出ているものも空気中の水分や養分を吸収する役割があるため、無理に切らないようにしましょう。気になる場合は、植え替えの際に鉢の中に誘導するように植え替えてください。
まとめ
胡蝶蘭は、適切な育て方をすれば、長い間私たちの目を楽しませてくれる素晴らしい植物です。この記事を参考に、あなたの胡蝶蘭を大切に育て、毎年美しい花を咲かせてください。
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